主婦美術研究

母親になったアーティストが、志し半ばで果てないために…

こんにゃくの格子状

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家事が苦手だ。

毎日のルーティンがたぶん苦手だ。

同じ日々を繰り返すのが苦手なのだろうか。

毎日違う自分なのか。毎日同じ駄目な自分なのか。

料理も掃除もササっとするものが苦手だ。

時間をかけてじっくりたまにするような家事は好きかもしれない。

 

料理は最近「土井善晴」さんのアプリを月々お金を払って入手し、参考にしている。

今日は蒟蒻のステーキ的なものを作ったのだが、土井さんのは格子状が網で押しつけたのではないかと思うくらい格子状で、こんなんむりぷーーーと思ってしまった。いや、しようと思ったらできるのだけど、そこに時間をかける余裕がない。だからクックパッドくらいのプロじゃない料理のレシピって親近感というか、同じっぽいのが作れるから達成感が高く、人気なのかしら、なんて思った。

 

無駄に大根おろし太陽の塔にする努力に使う時間は惜しまない私は生きにくい主婦というべきなのか。

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この前早起き出来た時に、思いついたことを忘れないように紙に書こうかな〜と思って書いたものが思わぬ発見をくれた。やはり早朝の一人の時間を家事に使うのは勿体なすぎる。溜まった食器や洗濯物にしらんぷり〜んして、朝の1時間、時に2時間自由時間?制作時間?を堪能する。

私は主婦を始めた、約9年前からずっと自分の美術家としての活動のしにくさ、物理的と心的?(子供を産んだ後と産む前とで、前に気になっていたことなどが気にできないくらいの生活になったせいか、気になっていたことに対してなんだか腹が立つようになってしまったり)に前のような制作活動を素直にできなくなっていた。そして、その事にずーーーーっと焦って生きていた。

それが、3年前に長男が小学校入学目前に、幼稚園時代に彼に向けて日々書いていた「はしぶくろ」:朝忙しい中、一番初めに思い出した前の日の出来事の落書き的な絵たちを250枚くらい展示した。それをした時に、少しその焦りが溢れないくらいには抑えられたと思う。

3人目が生まれた今でも、焦りは無くなったとは言えず、身動きができない状態になると、私は燃えるようでw、時間にもう少し余裕があった時の方がもっとできたんじゃないかと思うけど、こういう状態にならないと出来ない性格なのか。じゃあずっと忙しい人なんだろうか。

でもこの前の朝気がついたメソッド。それを意識していたら、制作じゃないような事も楽しんで出来る!と大発見。それは、ビヨーンなのだ。そしてそのビヨーーーーーーンの横棒が長ければ長いほど、良いのだ。う〜んうまく説明できるかわからないけど、下の図のようなことだ。縦線が日常と非日常。横線がクリエイティブとノンクリエイティブ。このノンクリエイティブからクリエイティブへの変換。例えば、日々の弁当作りがビヨーンにより、はしぶくろ制作に変化することで、日々の家事を制作にできるのである。既にクリエイティブにあるようなことでも、自分の中でビヨーンが起きてない場合はそれは、クリエイティブ度は低い、というのか、インパクトが低い。人によって、クリエイティブとは、と日常の中身は違うと思う。キャラ弁にしてクリエイティブという人もいるだろうし。このビヨーンを自分にも周りの色んな人にも起きれば、人生を豊かに感じられる気がした、そんな朝。そして泣き声。

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